唐槐亭
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    西側の山岳道路のロータリーに位置し、
(あずまや)のそばにある(えんじゅ)に因み、名付けられた。伝説では、唐の開国の元勲 胡国公 秦瓊がよくこの山に登り、線香を立てて母親の幸福を祈っていた。ここに来るたびに、馬をこの木に繋いだことから、この古いエンジュを「秦瓊馬繋ぐ槐」と称したのである。現在この木はすでに枯れてしまったが、根元の穴から新しいエンジュが生えてきて、まるで慈母の懐に抱かれた赤ちゃんのようで、「母抱子槐」とも呼ばれる。「唐槐亭」の三字は元中国書道家協会主席舒同が1981年の夏に千仏山を再訪した時に揮毫したものである。